ビジネス雑記

これからの働き方を考える。「労働」ではなく「価値」を提供する人が生きのこる時代へ。

「こんなに頑張っているのに給料が上がらない」「会社や上司が全然評価してくれない」 SNSを見ていると、そんなことを考えながら仕事をしている人が多い気がします。

あなたが会社に対して提供している価値はなんですか?

いきなり自分の価値が何か聞かれても分からない、そういう人は多いと思います。しかし、この問いに対して答えられない人は一度自分の働き方を見直すべきかもしれません。

いかに価値を提供することが大事なことか

今回は私を例にしてお話しします。

今の会社で正社員として働きだしたのは約10年前。 眼鏡屋の販売員として働いていました。当時の給料は月収17万円。

主な仕事内容は接客、視力検査、眼鏡の加工や調整、商品のディスプレイなど。

その一年後に新店の店長になりました。月収は20万円。

主な仕事内容は、上記に加えて店舗管理を担当。店舗の売上予算や人件費、在庫管理など会社に対して提供できることが増えました。

ここで間違えてはいけないのが、店長だから給料が増えたのではないということ。 会社に提供できる自分の価値が増えたから、対価が増えたと考えよう

その後、2店舗を統括で担当することで給料が上がり、さらに数年後は店長と並行して他店舗スタッフの教育を担当するようになって給料が上がった。 会社に対して提供できるものが増えたから対価も増え、結果としてトレーナーという役職も増えた。

会社に対して提供できる価値が増えていないのに、勤続年数が増えただけで給料が上がるなんてうまい話はない。

「そんなこと言っても以前より経験が増えている、安定感が増した、、」などと言う人もいますが、現在進行形で新しいことにチャレンジしている人に比べたら、何も新しい事を生み出さないその「経験」にどれほどの価値があのるでしょうか。※これに関しては私自身、眼鏡屋12年目ということもあり、「経験」や「安定感」という言葉に逃げないように気をつけています。

ぜひ今すぐに自分が会社から与えられているものと、自分が会社に与えているものを紙に書き出してください。

□会社から与えられているもの。
お金(給料)、保険、人脈、技術、知識、経験、チャンス、社会的信用、、、
□会社に与えているもの。
時間、技術、、、

会社へ与えているものが多い人ほど給料が高くなるはずです。自分の待遇に不満がある人は、与えているものを増やす行動をしていきましょう。

給与を多くもらいたいなら、それ相応の価値を提供していかなければいけない。そのことについて分かってきたけど自分が提供できる価値ってなんだろう?

提供する価値を増やすには、自分の好きなことや楽しいと思えることを見つけることから始めよう。

人それぞれ得意、不得意があります。楽しいと思える仕事もあればそうじゃないものあるでしょう。その中から自分が楽しいと思う仕事を紙に書き出してください。深く考えず思いつくままに書き出すのがコツです。いろいろ書き出せましたか? 

ちなみに私は音楽が好きです。そして自分で曲を書いて歌っているんですが、その心理を深堀してみます。

曲を書いて歌うのが好き。→自分の考えを文字や音にするのが好き。→それを発信して人に伝えるのが好き。

それを仕事に置きかえて考えた時、人に伝えることが好きな私は教育トレーナーになりました。私はトレーナーという仕事が好きです。人それぞれに個性があって、そこに対してどのようなアプローチで教育を進めていくのか考えるのがすごく楽しい。勤務中以外でも自ら教育スケジュールを組んだり、自ら他店舗へ出向いて教育をすることも多いです。それは楽しいからできること。

人と話すことが好きなら接客をもっと勉強して、身につけたスキルやノウハウを他店のスタッフにも共有する。 SNSが好きならオシャレな写真を撮って、お店の情報を発信する。 ディスプレイが好きなら、VMDを勉強して館の特徴や店の作りに合わせたディスプレイ案を本部に提案する。

あなたにもきっと好きなことがあるはず。 何だっていいんです。一度自分と向き合う時間を作ってみましょう。

今後、AI化が加速して「労働」の仕事はなくなっていく。

仕事を生活費を稼ぐための「労働」だと思っている人の仕事は今後なくなっていく。AI化が進むことによって、誰でもできるような仕事はどんどん機械化しているからだ。身近なところだとレジの自動化が分かりやすい。自分が会社や世の中に対してどんな価値を提供しているのか考えずに、ただ毎日同じことを繰り返して「給料が上がらない」と嘆いている人の仕事は「労働」と変わらない。

この事を詳しく書いているブログはこちら。 オンデーズの社長のブログ

これからの時代を生き抜いていくためにも、自分の仕事が「労働」にならないように注意をして、提供できる「価値」を増やしていこう。