SNS

SNSと音楽の関係性

私は今、OWNDAYSという眼鏡屋で社会人として働きながら音楽活動をしています。

音楽活動を始めたのは約16年前の17歳。
福岡県でシンガーソングライターとして活動していた姉の影響で、アコースティックギターを弾きだしたのが僕の音楽人生の始まり。

私がギターを弾き始めたころは、「ゆず」「スピッツ」「Mr.Children」などが人気で、その楽譜を買ってひたすら練習していたのを今でも覚えています。
私は福岡県の博多に住んでいる事もあり、地元の音楽熱が高く、TVに出ているようなメジャーなミュージシャンだけではなく、インディーズシーンも盛り上がっていました。
※福岡県からは井上陽水、椎名林檎、MISIA、YUI、浜崎あゆみ、草野マサムネ(スピッツ)など多くのミュージシャンを輩出しています。

私が音楽を始めた約16年前はSNSだけではなく、スマホも世に出ていない状況だったので、弾き語り系のミュージシャンの活動は路上ライブで投げ銭(チップ)をもらうか、ライブハウスで演奏する以外になかった。
その数年後、スマホが発売されSNSが普及したことにより、ツイキャス(Twitterのライブ配信)やInstagramやYouTubeに動画をアップして宣伝することが出来るようになった。

今までは直接目の前にいるお客さんにしか自分の音楽を届けられなかったミュージシャンが、どこにいてもスマホやパソコン1台で音楽を届けられるようになったことはすごく大きな転機になった。

演奏する側は時間とお金をかけずに、より多くの人に音楽を届けられるようになった。
聴く側も直接ライブハウスに行かなくても、いつでも好きな音楽が聴けるようになった。

私も活動初期は博多駅で路上ライブをするなど外に出ての活動が多かったが、今はTwitterとFacebookでライブの告知をして、InstagramとYouTubeで動画をアップして聴けるように活動方法を変えました。これによって時間を有効活用することができるようになり、仕事と音楽活動が円滑にできるようなりました。(ライブは月に2回程度)

それからバンドを組んで順調に音楽活動を続けていましたが、8年後の25歳の時に一度音楽活動から離れました。
主な理由はバンドメンバーの脱退と、仕事で店長という責任のある立場になったからです。

その後は仕事がすごく楽しくて、プライベートでは結婚して家庭を持ち充実した毎日を過ごしていましたが、同時期に音楽を始めたミュージシャンが活躍するする姿をSNSで見ていると、少しだけモヤモヤした気持ちが私の中に残っていることに気づきました。

そこで一度、地元の好きなミュージシャンのライブを観に行ってみようと思いました。
音楽活動中に一度だけ共演したことがあった女性シンガーソングライターで、音楽活動から離れてから唯一SNSでチェックしていたミュージシャンです。
※そのミュージシャンが博多駅の大きなステージで歌い、CDを発売してサンセットライブなどの大型フェスで活躍している姿もSNSのおかげで知ることができました。

ライブに行くときも直接その方にTwitterのDMを送ってから、ライブ会場へ向かいました。
その後、その方のライブを観て話をすることで、また私の音楽活動が再開しました。

今の活動スタイルはアコースティックギターで弾き語りをしたり、女性ボーカルと2人組ユニットを組んで活動しています。
主に活動場所は中州や親不孝通りといわれる飲み屋街のバーやカフェ。

最近はライブのMCでOWNDAYSのことも伝えて、それをTwitterで見てからお店に来てくれてる方も増えてきました。

仕事では接するスタッフやお客様が増えて、音楽活動ではブッキングやライブのMC、集客のDMななど、様々な場面で個人の魅力がすごく重要だと感じています。

SNSでの発信で自分の魅力を伝えて、周りから求められる存在になることで、仕事もプライベートも充実した生活が過ごせると思います。