先日、MC禁止のイベントに出演しました。
ライブの醍醐味である生演奏とMC。その中からMCを完全になくすことはすごい企画だなと思います。
MC禁止。使えるのはスケッチブックと10色のペンのみ
この日の主催者から渡されたのはスケッチブックと10色のマジックペン。
曲の紹介も自己紹介すらできない状況のなので、このスケッチブックに曲のタイトルと絵を描いていく。
知っている人もいるかもしれないが私は絵が下手だ。私の曲に「Train」という曲があるので電車の絵を描こうとしたが10秒で断念した。情報量が多いと相手に伝わらないって「読みたいことだけ書けばいい」という本に書いてあったし。そう全てポジティブに捉えていく。こっそり iPadでイラストの練習をしているのは、ここだけの秘密。
そんな感じでリハの時間(音の確認10分、スケッチブック作成30分)も終わり、本番がスタート。
出演者4名中、私の出番は3番目。各出演のみなさんは皆んな個性があって、いいライブをしていました。そして21時過ぎに私の出番。
ステージへ上がると、ステージ下に主催者がスケッチブックを持ってスタンバイ。
私に今から演奏する曲とスケッチブックに書いた曲名が合っているかを確認後、客席側へ設置された譜面立てにスケッチブックが置かれる。
ライブはいつも通り、ノリがいい曲を数曲演奏。
いつもなら曲のイントロで自己紹介をしたり、手拍子を煽ったりするがそれができない。
演奏後に曲の話や最近あったことを話したいが、それができない。
こうなると歌とスケッチブックだけでどれだけお客さんに響く演奏ができるかが勝負になる。しかし、肝心のスケッチブックには曲のタイトルしか書いていない。歌で勝負するしかない。
いつも以上にギターのアクセントをつけて、歌う表情も変えた。表現者として自分にできることを全力でぶつけました。
ライブが終わってみて感じたのは、MCの重要性。
MCでお客さんとの距離が縮まるし、その曲がどんな思いで作ったのかを伝えられる。私がお客さんとしてライブを見にいく時、曲のバックボーンを知りたい。
弾き語りライブにおけるMCの重要性
バンドと弾き語りの違い。
弾き語りは歌詞がすごく重要だと思う。演奏前のMCでお客さんがどんな曲かをイメージしやすい状態する。そうすることで共感や感動が生まれやすい。
今回のイベントでMCなしのライブを経験したことで、大切なことに気づけた。
主催のたけっちさん、イベントに呼んでいただきありがとうございました。
今後、このイベントがどんな進化を遂げるのか楽しみです。
次のワンマンライブでは今回の経験を活かして、最高の1日にしていきます。
次のライブはこちら
11/19(火) Shangri-la
『 Oneman special Live』
時間:open19:30/start20:00
料金:¥2000 +要別途1drink order
出演:田口裕一朗、吉村光平、田口慎二郎、米倉雅紀
【場所】
Shangri-la
福岡市中央区大名1丁目10-21 大名エイトビルⅡ 3階
092-713-2002